Excel FORECAST.ETS 関数
Excel FORECAST.ETS 関数
FORECAST.ETS 関数は、指数平滑化 (ETS) アルゴリズムを使用して、既存の値の系列に基づいて将来の値を予測します。この関数は、季節的なパターン（時間間隔が一定の日次、月次、年次などの日付または時系列）を持つ非線形データモデルに最適です。
注意: この FORECAST.ETS 関数は、Excel 2016 以降でのみ利用可能で、Excel for the Web、iOS、または Android では使用できません。
構文
FORECAST.ETS(目的の日付, 値, タイムライン, [季節性], [データ補完], [集計])
引数
- 目的の日付 （必須）: 予測したい値の日付/時刻または数値；
- 値 （必須）: 次のポイントを予測するための既存または過去の既知の値（y 値）；
- タイムライン （必須）: 「値」に対応する日付/時刻または数値の範囲（x 値）；
- 季節性 （オプション）: 季節的パターンの長さを定義するために使用される数値。次のいずれかになります：
- データ補完 （オプション）: タイムライン内の欠損点を処理する方法を指定する数値。次のいずれかになります：
- 集計 （オプション）: 同じタイムスタンプを持つ複数の値を集約するために使用される関数を指定する数値。値と対応する関数は以下の通りです。
| 数値 | 関数 |
| 1 または省略 | AVERAGE |
| 2 | COUNT |
| 3 | COUNTA |
| 4 | MAX |
| 5 | MEDIAN |
| 6 | MIN |
| 7 | SUM |
備考
戻り値
数値を返します。
例
下の表に示すように、2021 年の月次売上を使用して 2022 年 1 月から 7 月までの売上を予測するには、以下のように FORECAST.ETS 関数を適用できます。
1. 補助列を作成します。この場合、下のスクリーンショットに示すように、FORECAST 列を作成しました。
ヒント: 補助列を作成することで、異なる色を使用してグラフ内の予測値と実際の値を区別でき、グラフをより直感的にすることができます。
2. 売上列の最後の売上（この場合は C17）を含むセルを見つけ、その隣にある補助列のセル（D17）を選択し、最後の売上と同じ数値を入力します。
3. セル D18 を選択し、以下の数式をコピーまたは入力して Enter キーを押して結果を得ます。その後、結果のセルを選択し、オートフィルハンドルを下にドラッグして他の予測値を取得します。
=FORECAST.ETS(B18,$C$6:$C$17,$B$6:$B$17,1,1,1)
注意:
1) 上記の数式には、「1」という数字が 3 つあります。
2) すべての予測値を取得した後、テーブル全体を選択し、挿入 > 折れ線グラフまたは面グラフの挿入 > マーカー付き折れ線を選択して予測チャートを作成できます。スクリーンショットをご覧ください：
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