Excelで予測チャートを作成する
デフォルトでは、Excelには新しいワークシートを作成してデータの傾向を予測するための組み込み機能が提供されています。予測ワークシートの作成に加えて、この記事ではワークシート内のデータに基づいて直接予測チャートを作成する方法をご紹介します。
シンプルな予測チャートの作成
しきい値に基づく予測チャートの作成
素晴らしいツールを使って簡単に予測チャートを作成する
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ビデオ: Excelで予測チャートを作成する
シンプルな予測チャートの作成
以下のスクリーンショットに示すように、1月から9月までの実際の売上データを含む売上表があると仮定します。そして、10月、11月、12月の売上傾向をチャート内で予測したい場合、次の手順で行うことができます。
1. まず、以下のスクリーンショットに示すように、10月、11月、12月の予測データを含む列を作成する必要があります。
注: 最後の実際のデータセルの隣に同じデータを入力してください。
2. テーブル全体のデータを選択し、挿入 > 折れ線グラフまたは面グラフの挿入 > マーカー付き折れ線を選択します。
3. 青い線(実際の系列)を右クリックし、表示される右クリックメニューから「データ系列の書式設定」を選択します。
4. 表示された「データ系列の書式設定」ウィンドウで、次のように設定します。
5. 次に、予測系列を設定する必要があります。オレンジ色の線(予測系列)を選択し、「データ系列の書式設定」ウィンドウで次のように設定します。
6. 9月のデータは実際のものなので、このマーカーを実際の系列として表示するよう設定する必要があります。
このマーカーを2回クリックして選択し、「データポイントの書式設定」ウィンドウで、実際の系列と同じ塗りつぶし色と境界線の色をそれぞれ選択し、「破線タイプ」ドロップダウンリストから「実線」を選択します。
その後、9月のマーカーが次のように変更されたのがわかります。
7. 必要に応じてチャートのタイトルを変更します。これで、シンプルな予測チャートが完成しました。
しきい値に基づく予測チャートの作成
以下のスクリーンショットに示すように、しきい値に基づいた予測チャートを作成したい場合、このセクションの方法が役立ちます。
1. 元のデータ範囲に、予測データとしきい値を含む2つの新しい列を追加します。スクリーンショットをご覧ください:
注: 最後の実際のデータセルの隣に同じ値を入力します。
2. 元のデータ範囲に基づいて中間データテーブルを作成する必要があります。このテーブルは予測チャートを作成するために使用されます。
注: 上記の数式では、すべての参照セルは元のデータ範囲からのものです。
3. 中間データテーブル全体を選択し、挿入 > 折れ線グラフまたは面グラフの挿入 > マーカー付き折れ線を選択します。
以下のスクリーンショットに示すように、現在のワークシートにチャートが挿入されます。
4. 実際の系列と予測系列をフォーマットして、チャートが以下のように表示されるまで調整します。詳細はこちらをクリックしてください。
5. しきい値ライン以下のデータ系列については、マーカーを拡大し、塗りつぶしの色を変更し、線を非表示にする必要があります。この系列(チャート内の黄色い線)を選択し、「データ系列の書式設定」ウィンドウで次のように設定します。
これで、チャートが以下のスクリーンショットのように表示されます。
6. チャート内のしきい値ラインを選択し、「データ系列の書式設定」ウィンドウで、マーカーを非表示にし、線の色を変更します。
7. 必要に応じてチャートのタイトルを変更します。
これで、以下のスクリーンショットに示すように、しきい値に基づいた予測チャートが完成しました。
Excelで簡単に予測チャートを作成する
The Forecast Chart utility of Kutools for Excel を使用すると、以下のデモに示すように、数回のクリックだけでシンプルな予測チャートやしきい値に基づいた予測チャートをExcelで迅速に作成できます。
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