Excelの数式: セルに特定のテキストが含まれているが、他のテキストは含まれていないかを確認する
セルが範囲A内のテキストを含み、範囲B内のテキストを含まないかどうかを確認するには、COUNT、SEARCH、AND関数を組み合わせた配列数式を使用できます。このチュートリアルでは、この配列数式の使用方法について説明します。
汎用的な数式:
=AND(COUNT(SEARCH(include,text))>0,COUNT(SEARCH(exclude,text))=0) |
引数
Text: 確認したいテキスト文字列です。 |
Include: 引数textに含まれているかどうかを確認したい値です。 |
Exclude: 引数textに含まれていないことを確認したい値です。 |
戻り値:
この数式は論理値を返します。もしセルが少なくとも1つのIncludeの引数を含み、かつExcludeの引数を1つも含まない場合、TRUEを返します。そうでなければFALSEを返します。
この数式の仕組み
例えば、セルB3が範囲E3:E5のいずれかの値を含むが、同時に範囲F3:F4のいずれの値も含まないかを確認したい場合、以下の数式を使用してください。
=AND(COUNT(SEARCH($E$3:$E$5,B3))>0,COUNT(SEARCH($F$3:$F$4,B3))=0) |
押す Shift + Ctrl + Enter キーでセルを確認します。
説明
パート1: ( COUNT(SEARCH($E$3:$E$5,B3))>0 は、セルB3が範囲E3:E5のいずれかの値を含んでいるかを確認します。
SEARCH関数: SEARCH関数は、あるテキスト文字列が別の文字列内に存在する場合、その最初の文字の位置を返します。SEARCH関数が一致するテキストを見つけた場合、相対位置を返し、見つからない場合は#VALUE!エラーを返します。ここでは、SEARCH($E$3:$E$5,B3)という数式が、範囲E3:E5の各値をセルB3内で検索し、セルB3内の各テキスト文字列の位置を返します。結果として次のような配列を返します:{1;7;#VALUE!}。
COUNT関数: COUNT関数は、範囲または配列内の項目数をカウントします。COUNT(SEARCH($E$3:$E$5,B3))は、配列{1;7;#VALUE!}内の項目数が2であるため、2を返します。
COUNT(SEARCH($E$3:$E$5,B3))>0COUNT関数の結果とゼロを比較します。COUNT関数の結果がゼロより大きい限り、結果はTRUEを返し、そうでなければFALSEを返します。ここではTRUEを返します。
パート2: COUNT(SEARCH($F$3:$F$4,B3))=0 は、セルB3が範囲F3:F4のいずれかの値を含んでいないかを確認します。
SEARCH 関数: SEARCH関数は、あるテキスト文字列が別の文字列内に存在する場合、その最初の文字の位置を返します。SEARCH関数が一致するテキストを見つけた場合、相対位置を返し、見つからない場合は#VALUE!エラーを返します。ここでは、SEARCH($F$3:$F$4,B3)という数式が、範囲F3:F4の各値をセルB3内で検索し、セルB3内の各テキスト文字列の位置を返します。結果として次のような配列を返します:{#VALUE!; #VALUE!;#VALUE!}。
COUNT関数: COUNT関数は、範囲または配列内の項目数をカウントします。COUNT(SEARCH($F$3:$F$4,B3))は、配列{#VALUE!; #VALUE!;#VALUE!}に項目がないため、0を返します。
COUNT(SEARCH($F$3:$F$4,B3))>0COUNT関数の結果とゼロを比較します。COUNT関数の結果がゼロに等しい限り、結果はTRUEを返し、そうでなければFALSEを返します。ここではTRUEを返します。
パート3: AND関数
=AND(COUNT(SEARCH($E$3:$E$5,B3))>0,COUNT(SEARCH($F$3:$F$4,B3))=0)
=AND(TRUE,TRUE)
=TRUE
サンプルファイル
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