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Excelで範囲内の「x」または「y」を含むセルを数える

Author: Siluvia Last Modified: 2025-05-23

ある値か別の値のいずれかを含むセルを数えるために、一部のExcelユーザーは2つのCOUNTIF関数を足し合わせて使用することがありますが、この方法ではAND論理(「x」と「y」の両方を含む)でカウントされてしまい、OR論理(「x」または「y」のいずれかを含む)ではありません。重複してカウントすることを避けるため、このチュートリアルでは、SUMPRODUCT関数に基づいた数式を適用する方法を詳しく説明します。これにより、特定の範囲内で「x」または「y」を含むセルの数を正確にカウントできます。

doc-count-cells-contain-either-x-y-1


Excelで範囲内の「x」または「y」を含むセルを数える方法

以下のスクリーンショットのように、データ範囲B3:B9があるとします。「KTE」または「KTO」を含むこの範囲内のセルの数を数えるには、次の数式を使用してください。

doc-count-cells-contain-either-x-y-2

汎用的な数式

=SUMPRODUCT(--((ISNUMBER(FIND("基準1",範囲)) + ISNUMBER(FIND("基準2",範囲)))>0))

引数

範囲(必須): 「x」または「y」を含むセルを数えたい範囲。

基準1(必須): セルを数える基準となる文字列または文字。

基準2(必須): もう一つのセルを数える基準となる文字列または文字。

この数式の使い方は?

1. 結果を出力するための空白セルを選択します。

2. 次の数式を入力し、Enterキーを押して結果を得ます。

=SUMPRODUCT(--((ISNUMBER(FIND(D3,B3:B9)) + ISNUMBER(FIND(D4,B3:B9)))>0))

doc-count-cells-contain-either-x-y-3

これらの数式はどのように機能しますか?

=SUMPRODUCT(--((ISNUMBER(FIND(D3,B3:B9)) + ISNUMBER(FIND(D4,B3:B9)))>0))

  • 1. FIND(D3,B3:B9)FIND関数は、D3にある「KTE」が指定された範囲(B3:B9)内に存在するかどうかを確認し、配列 {1,#VALUE!,#VALUE!,#VALUE!,#VALUE!,1,#VALUE!} を返します。
    この配列では、2つの「1」はリストB3:B9の最初と最後から2番目のセルに「KTE」が含まれていることを示し、「#VALUE!」は他のセルには「KTE」が見つからないことを示しています。
  • 2. ISNUMBER{1,#VALUE!, #VALUE!, #VALUE!, #VALUE!,1, #VALUE!}: ISNUMBER関数は、配列内の数値に出会った場合にTRUEを返し、エラーに出会った場合はFALSEを返します。最終的に新しい配列 {TURE;FALSE;FALSE;FALSE;FALSE;TURE;FALSE} を返します。
  • 3. FIND(D4,B3:B9): このFIND関数もD4にある「KTO」が指定された範囲(B3:B9)内に存在するかどうかを確認し、配列 {#VALUE!,1,#VALUE!,#VALUE!, #VALUE!,#VALUE!,#VALUE!} を返します。
  • 4. ISNUMBER{#VALUE!,1,#VALUE!,#VALUE!, #VALUE!,#VALUE!,#VALUE!}: ISNUMBER関数は、配列内の数値に出会った場合にTRUEを返し、エラーに出会った場合はFALSEを返します。最終的に新しい配列 {FALSE;TURE;FALSE;FALSE;FALSE;FALSE;FALSE} を返します。
  • 5. {TURE;FALSE;FALSE;FALSE;FALSE;TURE;FALSE} + {FALSE;TURE;FALSE;FALSE;FALSE;FALSE;FALSE}: ここで、2つの配列は結果として {1;1;0;0;0;1;0} を返します。
  • 6. {1;1;0;0;0;1;0}>0: ここでは、配列内の各数字が0より大きいかどうかを比較し、結果として {TURE;TRUE;FALSE;FALSE;FALSE;TURE;FALSE} を返します。
  • 7. --({TURE;TRUE;FALSE;FALSE;FALSE;TURE;FALSE}): これらの2つのマイナス記号は「TRUE」を1に変換し、「FALSE」を0に変換します。ここで新しい配列 {1;1;0;0;0;1;0} を取得します。
  • 8. =SUMPRODUCT({1;1;0;0;0;1;0}): SUMPRODUCT関数は配列内のすべての数値を合計し、この場合最終的に3という結果を返します。

関連する関数

Excel SUMPRODUCT関数
Excel COUNTBLANK関数は、2つ以上の列や配列を掛け合わせ、その後積の合計を取得するために使用できます。

Excel ISNUMBER関数
Excel ISNUMBER関数は、セルに数値が含まれている場合にTRUEを返し、含まれていない場合はFALSEを返します。

Excel FIND関数
Excel FIND関数は、ある文字列を別の文字列内で検索し、その文字列の開始位置を返します。


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