部分一致をVLOOKUPで実現する

Excelで部分的な情報に基づいてデータを取得する必要がある場合があります。この問題を解決するために、VLOOKUP式とワイルドカード文字（アスタリスク (*) および疑問符 (?)）を組み合わせて使用できます。

VLOOKUPで部分一致をどのように行うか？

上記の表から、「ale」という名前を含む販売員に関する製品や売上に関する情報を取得するには、任意の数の文字に一致するワイルドカードであるアスタリスク (*) の使い方を理解する必要があります。上記の場合、「ale」を二つのアスタリスクで挟んで（"*ale*"）指定することで、「ale」を含むすべての名前に一致させることができます。ワイルドカードの使い方を理解した後は、VLOOKUP関数を使用して部分一致を適用できます。

他のケースでのヒント: 「ale」で始まる名前に一致させるには、「ale*」を使用します。「ale」で終わる名前に一致させるには、「*ale」を使用します。「ale」が2〜4文字目に含まれる名前に一致させるには、「?ale*」を使用します。なお、1つの疑問符は1文字に一致します。

一般的な構文

=VLOOKUP(検索値,テーブル配列,列番号,FALSE)

「ale」という名前を含む販売員に関する製品や売上に関する情報を取得するには、以下の数式をセルG7およびG8にコピーまたは入力し、Enterキーを押して結果を得てください：

セルG7 =VLOOKUP("*ale*",B5:D11,2,FALSE)
セルG8 =VLOOKUP("*ale*",B5:D11,3,FALSE)

または、セル参照を使用して数式を動的にすることもできます：

セルG7 =VLOOKUP("*"&G5&"*",B5:D11,2,FALSE)
セルG8 =VLOOKUP("*"&G5&"*",B5:D11,3,FALSE)

√ 注: セル参照とテキストを結合するには、アンパサンド (&) を使用する必要があります。また、テキストは二重引用符で囲む必要があります。

数式の説明

ここでは、次の数式を例として使用します：

=VLOOKUP("*"&G5&"*",B5:D11,2,FALSE)

• 検索値 "*"&G5&"*" ("*ale*") は、「ale」という文字列を含むすべての名前に一致します。その文字列が名前のどの位置にあっても関係ありません。
• 範囲検索のFALSEは、VLOOKUP関数に完全一致を見つけるように指示します。
• VLOOKUP関数は、"*"&G5&"*" に一致し、範囲B5:D11の2列目にある値（定規、接着剤、ノートブック）を返します。

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