Excel ARRAYTOTEXT 関数
Author: Zhoumandy Last Modified: 2025-08-06
ARRAYTOTEXT 関数は、配列または範囲をテキスト文字列に変換します。
構文
=ARRAYTOTEXT(配列,[形式])
引数
- 配列(必須): テキスト文字列として返す配列です。
- 形式 (オプション): 返されるテキスト文字列の形式です。0(デフォルト)または 1 のいずれかです。
それが 0 または 省略された場合、結果の形式は簡潔で読みやすいものになります。返されるテキストは、一般書式が適用されたセルに表示されるテキストと同じになります。
それが 1の場合、結果の形式はエスケープ文字と行区切りを含む厳密な形式となります。テキスト文字列は中括弧 {} で返され、これは Excel の数式バーで直接使用できます。テキスト値は二重引用符 ("") で囲まれ、ブール値、数値、およびエラー値は囲まれません。行はセミコロン (;) で区切られ、列はカンマ (,) で区切られます。
戻り値
ARRAYTOTEXT 関数はテキスト文字列を返します。
関数に関する注意
- ARRAYTOTEXT 関数は Excel で新たに導入されたものであり、Microsoft 365 向け Excel および Web 版 Excel でのみ利用可能です。
- ARRAYTOTEXT 関数は、数値を含むすべてのセルに適用された数値書式を削除します。
- 形式が 0 または 1 でない場合、#VALUE! エラー値が発生します。
例
以下のスクリーンショットに示すように、テキストの範囲がリストされています。これらをテキスト文字列に変換するには、次の手順を実行してください。
1. 簡潔な形式でテキスト文字列を取得するには、以下の数式をセル E5 にコピーし、Enter キーを押して結果を得てください。
=ARRAYTOTEXT(B5:C7)
2. 厳密な形式でテキスト文字列を取得するには、以下の数式をセル E6 にコピーし、Enter キーを押して結果を得てください。
注: 最初の数式の形式引数は省略されています。また、以下のように形式を指定することもできます:
=ARRAYTOTEXT(B5:C7,0)
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