Excel CEILING.PRECISE 関数

説明

CEILING.PRECISE 関数は、指定された基準値の最も近い整数または倍数に切り上げられた数値を返します。CEILING 関数および CEILING.MATH 関数とは異なり、CEILING.PRECISE 関数は与えられた数値の符号を無視し、常に切り上げられた数値を返します。

構文と引数

数式の構文

引数

戻り値

CEILING.PRECISE 関数は、数値を最も近い整数または倍数に切り上げます。

注意:

1. 結果の数値は、与えられた数値が正でも負でも常に切り上げられます。

2. 基準または数値がゼロの場合、ゼロが返されます。

3. 正の数値はゼロから遠ざかるように切り上げられますが、負の数値はゼロに向かって切り上げられます。

4. [基準] 引数の符号は無視され、正の基準でも負の基準でも結果は同じです。例: =CEILING.PRECISE(2,3) は 3 を返し、=CEILING.PRECISE(2,-3) も 3 を返します。

5. (数値) 引数が負で、[基準] 引数が (数値) 引数より小さい場合、0 が返されます。例: =CEILING.PRECISE(-3,-4) は 0 を返しますが、=CEILING.PRECISE(-3,-2) は -2 を返します。

使用方法と例

例 1 – 正の数値での動作

例 2 – 負の数値での動作

サンプルファイルのダウンロード

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