Excel CHOOSE関数

- 例1 - 基本的な使い方: CHOOSE関数のみを使用してリストの値を選択
- 例2 – 複数の条件に基づいて異なる結果を返す
- 例3 – 条件に基づいて異なる計算結果を返す
- 例4 – リストからランダムに選択する
- 例5 – CHOOSE関数とVLOOKUP関数を組み合わせて左側の列の値を返す
- 例6 – 指定された日付に基づいて曜日または月を返す
- 例7 – 今日に基づいて次の平日/週末の日付を返す
説明
CHOOSE関数は、指定されたインデックス番号に基づいて値リストから値を返します。例えば、CHOOSE(3,"Apple","Peach","Orange")は「Orange」を返します。インデックス番号は3であり、「Orange」は関数内のインデックス番号の後の3番目の値です。
構文と引数
数式の構文
CHOOSE(index_num, value1, [value2], …) |
引数
|
Value1, value2…は、数字、テキスト、数式、セル参照、または定義済み名前である可能性があります。
戻り値
CHOOSE関数は、指定された位置に基づいてリストから値を返します。
使用方法と例
この部分では、CHOOSE関数の使用方法を説明するために、いくつかのシンプルで代表的な例を紹介します。
例1 - 基本的な使い方: CHOOSE 関数のみを使用してリストの値を選択
数式1:
=CHOOSE(3,"a","b","c","d")
結果: c(これはCHOOSE関数内のインデックス番号3の後の3番目の引数です)
注意: 値がテキストの場合、二重引用符で囲んでください。
数式2:
=CHOOSE(2,A1,A2,A3,A4)
結果: Kate(A2の値)。インデックス番号は2で、A2はCHOOSE関数内の2番目の値です。
数式3:
=CHOOSE(4,8,9,7,6)
結果: 6(関数内の4番目のリスト引数です)
各製品の偏差リストがあり、以下のように条件に基づいてラベル付けする必要があると仮定します。
通常、IF関数を使用できますが、ここではCHOOSE関数を使って簡単に問題を解決する方法を紹介します。
数式:
=CHOOSE((B7>0)+(B7>1)+(B7>5),"Top","Middle","Bottom")
説明:
(B7>0)+(B7>1)+(B7>5): インデックス番号、B7は2で、0と1より大きく5より小さいため、中間結果として次を得ます:
=CHOOSE(True+Ture+False,"Top","Middle","Bottom")
ご存知の通り、True = 1、False = 0なので、数式は次のようになります:
=CHOOSE(1+1+0,"Top","Middle","Bottom")
そして
=CHOOSE(2,"Top","Middle","Bottom")
結果: Middle
以下のように、数量と価格に基づいて各製品のリベートを計算する必要があると仮定します:
数式:
=CHOOSE((B8>0)+(B8>100)+(B8>200)+(B8>300),B8*C8*0.1,B8*C8*0.2,B8*C8*0.3,B8*C8*0.5)
説明:
(B8>0)+(B8>100)+(B8>200)+(B8>300): インデックス番号、B8は102で、100より大きく201より小さいため、この部分では次のような結果が返されます:
=CHOOSE(true+true+false+false,B8*C8*0.1,B8*C8*0.2,B8*C8*0.3,B8*C8*0.5)
=CHOOSE(1+1+0+0,B8*C8*0.1,B8*C8*0.2,B8*C8*0.3,B8*C8*0.5)
そして
=CHOOSE(2,B8*C8*0.1,B8*C8*0.2,B8*C8*0.3,B8*C8*0.5)
B8*C8*0.1,B8*C8*0.2,B8*C8*0.3,B8*C8*0.5: 選択肢となる値、リベートは価格 * 数量 * リベート率に等しくなります。ここで、インデックス番号は2なので、B8*C8*0.2が選ばれます。
結果: 102*2*0.2=40.8
Excelでは、特定のリストからランダムに値を選択する必要がある場合があります。このような場合、CHOOSE関数が役立ちます。
リストからランダムに1つの値を選択する:
数式:
=CHOOSE(RANDBETWEEN(1,5),$D$2,$D$3,$D$4,$D$5,$D$6)
説明:
RANDBETWEEN(1,5): インデックス番号、1から5の間でランダムに数値を取得します
$D$2,$D$3,$D$4,$D$5,$D$6: 選択肢となる値のリスト
例5 – CHOOSE関数とVLOOKUP関数を組み合わせて左側の列の値を返す
一般的に、VLOOKUP関数を使用します =VLOOKUP (value, table, col_index, [range_lookup]) 指定された値に基づいてテーブル範囲から値を返します。しかし、 VLOOKUP 関数では、返却列が検索列の左にある場合、エラー値が返されます(下のスクリーンショット参照):
この場合、CHOOSE関数とVLOOKUP関数を組み合わせることで問題を解決できます。
数式:
=VLOOKUP(E1,CHOOSE({1,2},B1:B7,A1:A7),2,FALSE)
説明:
CHOOSE({1,2},B1:B7,A1:A7): VLOOKUP関数内のtable_range引数です。{1,2}は、VLOOKUP関数内のcol_num引数に基づいてインデックス番号引数として1または2を表示することを意味します。ここで、VLOOKUP関数内のcol_numは2なので、 CHOOSE 関数は次のように表示されます: CHOOSE(2, B1:B7,A1:A7), つまり、A1:A7から値を選択します。
CHOOSE関数を使用すると、指定された日付に基づいて相対的な曜日や月を返すこともできます。
数式1: 日付に基づいて曜日を返す
=CHOOSE(WEEKDAY(),"Sunday","Monday","Tuesday","Wednesday","Thursday","Friday","Saturday")
説明:
WEEKDAY(): インデックス番号引数で、指定された日付の曜日番号を取得します。たとえば、WEEKDAY(A5)は6を返し、インデックス番号引数は6になります。
"Sunday","Monday","Tuesday","Wednesday","Thursday","Friday","Saturday": 値リスト引数で、「日曜日」から始まります。曜日番号「1」は「日曜日」を示します。
数式2: 日付に基づいて月を返す
=CHOOSE(MONTH(),"Jan","Feb","Mar","Apr","May","Jun","Jul","Aug","Sep","Oct","Nov","Dec")
説明:
MONTH(): インデックス番号引数で、指定された日付から月番号を取得します。たとえば、MONTH(A5)は3を返します。
日常業務では、今日に基づいて次の平日または週末を計算したい場合があります。ここでもCHOOSE関数が役立ちます。
例えば、今日は2018年12月20日(木)で、次の平日と週末の日付を取得する必要があります。
数式1: 今日の日付を取得する
=TODAY()
結果: 2018/12/20
数式2: 今日の曜日番号を取得する
=WEEKDAY(TODAY())
結果: 5(今日が2018年12月20日の場合)
曜日番号リストは次のスクリーンショットの通りです:
数式3: 次の平日を取得する
=TODAY()+CHOOSE(WEEKDAY(TODAY()),1,1,1,1,1,3,2)
説明:
Today(): 現在の日付を返します
WEEKDAY(TODAY()): CHOOSE関数内のインデックス番号引数で、今日の曜日番号を取得します。たとえば、日曜日は1、月曜日は2…
1,1,1,1,1,3,2: CHOOSE関数内の値リスト引数です。たとえば、weekday(today())が1(日曜日)を返した場合、値リストから1を選択し、全体の数式は=TODAY()+1に変わります。これは、次の月曜日を返すために1日加えることを意味します。weekday(today())が6(金曜日)を返した場合、値リストから3を選択します。なぜなら、金曜日は次の月曜日まで3日間離れています。
結果(今日が2018年12月20日の場合):
=2018/12/20+CHOOSE(5,1,1,1,1,1,3,2)
=12/20/2018+1
=12/21/2018
数式4: 次の週末の日付を取得する
=TODAY()+CHOOSE(WEEKDAY(TODAY()),6,5,4,3,2,1,1)
説明:
6,5,4,3,2,1,1: CHOOSE関数内の値リスト引数です。たとえば、weekday(today())が1(日曜日)を返した場合、値リストから6を選択し、全体の数式は=TODAY()+6に変わります。これは、次の土曜日を返すために6日間加えることを意味します。
結果:
=2018/12/20+CHOOSE(5,6,5,4,3,2,1,1)
=12/20/2018+2
=12/22/2018
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