Excel ISOMITTED 関数

この ISOMITTED 関数は、LAMBDA関数で値が省略されているかどうかを確認し、TRUE（値が欠落している）またはFALSE（値が欠落していない）を返します。
これは論理関数であり、LAMBDA関数の一部としてIF関数と組み合わせて使用できます。

注: この関数は、Microsoft 365版のExcelでのみ利用可能です。

構文

=ISOMITTED(引数)

引数

備考

戻り値

テキスト文字列を返します。

例

以下のスクリーンショットに示すように、特定の数量と単位に基づいて総価格を計算するためにLAMBDA関数を使用しましたが、結果は0が返されました。ここで、LAMBDA関数内で値が欠落しているかどうかを確認する必要があります。これを行うには、次のようにします。

ヒント: この例では、正しい計算を得るために、LAMBDA関数の完全な数式は次のようになります。

=LAMBDA(x,y,x*y)(B2,C2) --> B2*C2=2450

1. 空白セル（この場合はE2）を選択し、次の数式を入力してEnterキーを押して結果を得ます。

=LAMBDA(x,y,IF(ISOMITTED(x),"値が欠落しています",x*y))(,C2)

注意:

1) この数式では、ISOMITTED(x) は、LAMBDA関数内の x 引数が欠落しているかどうかを確認します。x 引数が欠落している場合、数式で指定したフレンドリーな文字列「値が欠落しています」を返します。

2) ISOMITTED関数の引数を y に変更すると、LAMBDA関数内の y 引数が欠落しているかどうかを確認します。この場合、y 引数は欠落していないため、関数は x と y の積を返します。ここでは欠落している値 x は 0 とみなされるため、結果は 0*C2 --> 0*50=0 となります。

=LAMBDA(x,y,IF(ISOMITTED(y),"値が欠落しています",x*y))(,C2)

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