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Excel LOGNORM.INV 関数

Author: Zhoumandy Last Modified: 2025-05-23

LOGNORM.INV 関数は、指定された x の値に対する逆対数正規分布を返します。対数正規分布を使用して、対数変換されたデータを分析できます。

lognorm-inv function 1


構文

=LOGNORM.INV(確率, 平均, 標準偏差)


引数

  • 確率(必須): 対数正規分布に関連する確率です。
  • 平均(必須): ln(x) の平均の算術値です。
  • 標準偏差(必須): ln(x) の標準偏差の値です。

戻り値

LOGNORM.INV 関数は数値を返します。


関数に関する注意

  1. LOGNORM.INV 関数は Excel 2010 で新たに導入されましたので、それ以前のバージョンでは利用できません。
  2. #VALUE! エラー値は、指定された引数のいずれかが数値以外の場合に発生します。
  3. また、 #NUM! エラー値は、以下のいずれかの状況が発生した場合に表示されます:
    • 指定された確率が ≤ 0 または ≥ 1 の場合;
    • 指定された標準偏差が ≤ 0 の場合。
  4. LOGNORM.INV 関数は、LOGNORM.DIST 関数における x の累積対数正規分布の逆を返します。つまり、LOGNORM.INV の可能性の値が LOGNORM.DIST(x, 平均, 標準偏差, 累積) の結果と等しい場合、LOGNORM.INV(確率, 平均, 標準偏差) の結果は LOGNORM.DIST における x の値と等しくなります。

下のスクリーンショットに示すように、確率、平均、および標準偏差パラメータの値がリストされています。累積対数正規分布の逆を取得するには、次の手順を実行してください:

次の数式をセル F4 にコピーし、Enter キーを押して結果を得てください。

=LOGNORM.INV(B4,C4,D4)

lognorm-inv function 2

注:

  1. LOGNORM.INV と LOGNORM.DIST の関係を示すために、上記のデータの確率は LOGNORM.DIST 関数の結果です。
    lognorm-inv function 3

    確率 = LOGNORM.DIST(x,...) の場合、LOGNORM.INV(確率,...) = x であることが明確にわかります。

  2. また、数式に直接値を入力することもできます。セル F4 の数式は次のように変更できます:

    =LOGNORM.INV(LOGNORM.DIST(3,10,6,TRUE),10,6)

関連する関数:

  • Excel EVEN 関数
    EVEN 関数は、ゼロから遠ざかる方向に最も近い偶数の整数に数値を丸めます。

  • Excel EXP 関数
    EXP 関数は、定数 e を n 乗した結果を返します。