ExcelのMODE関数

MODE関数は、一連の数字の中で最も頻繁に出現する数値を返します。

構文

=MODE (数値1, [数値2], ...)

引数

戻り値

MODE関数は数値を返します。

関数に関する注意

1. 引数には、数値または名前、配列、または数値を含む参照を指定できます。最大255個の引数が許可されています。
2. MODE関数は、空のセルやテキストや論理値を含むセルを無視します。
3. ゼロの値を持つセルは計算に含まれます。
4. データセットに繰り返しのない数値が含まれている場合、 #N/Aエラーが発生します。
5. 入力した引数の中に非数値がある場合、またはすべての指定された引数が範囲またはセル参照としてテキストである場合、 #VALUE!エラーが発生します。
6. MODE関数は、Excel 2007およびそれ以前のバージョンとの互換性のために提供されています。Excel 2010では、MODE.SNGL関数がMODE関数に代わって使用されました。ただし、新しいバージョンのExcelでも後方互換性のためにMODE関数は引き続き利用可能ですが、将来的にMODE関数が利用できなくなる可能性があるため、MODE.SNGL関数を使用することをお勧めします。

   

例

以下の表に記載されている数値から最も頻繁に出現する数値を計算するには、次の数式をセルE5にコピーしてEnterキーを押して結果を得てください。

=MODE (C5:C10)

注意:

1. 上記の数式の引数は、複数の値を含む 範囲として指定されています。
2. また、数式の引数に 直接値を入力することもできます 上記の数式は次のように変更できます：

   =MODE (80, 60, 70, 80, 60, 90)

3. また、 セル参照 を数式の引数として使用することもできます。上記の数式は次のように変更できます：

   =MODE (C5, C6, C7, C8, C9, C10)

4. MODE関数の更新版であるMODE.SNGL関数を使用すると、同じ結果が返されます。
5. MODE.MULT関数とは異なり、MODE関数とMODE.SNGL関数は、最も頻繁に出現する複数の数値が存在しても、単一の数値のみを返します。そして、これらの関数はその複数の数値の中から最初の数値を返します。上記の数式では、数値80と数値60はどちらもデータセット内で2回出現していますが、範囲内で最初に現れるのは数値80であるため、数値80のみが返されます。

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