Excel N 関数

N 関数は値を数値に変換します。N 関数は論理値 TRUE と FALSE をそれぞれ 1 と 0 に変換します。

構文

=N (値)

引数

戻り値

N 関数は数値またはエラーコードを返します。

関数に関する注意

1. N 関数は、次のルールを使用して値を数値に変換します：
   • 値が数値の場合、その数値がそのまま返されます。
   • 値が日付の場合、その日付に対応するシリアル番号が返されます。
   • 値が論理値の True または False の場合、それぞれ 1 または 0 が返されます。
   • 値がエラー値の場合、そのエラー値がそのまま返されます。
   • 値がそれ以外の場合、0 が返されます。
2. ほとんどの場合、Excel は必要に応じて自動的に値を変換するため、N 関数を使用する必要はありません。N 関数は他のスプレッドシートプログラムとの互換性のために提供されています。
3. Excel では、日付は連続したシリアル番号として保存されるため、計算に使用できます。

例

以下の表に記載された値を数値に変換するには、次の手順を行ってください。

1. 下記の数式をセル D4 にコピーし、Enter キーを押して結果を得ます。

=N (B4)

2. この結果セルを選択し、オートフィルハンドルを下にドラッグして残りの結果を得ます。

注意:

1. また、数式に直接値を入力することもできます。例えば、セル D4 の数式は次のように変更できます：

   =N (TRUE)

関連する関数：

• Excel EVEN 関数
  EVEN 関数は数値をゼロから遠ざけて最も近い偶数の整数に丸めます。

• Excel EXP 関数
  EXP 関数は定数 e を n 乗した結果を返します。