Excel SYD関数
SYD関数は、年数合計法に基づいて、特定の期間における資産の減価償却を計算します。
構文
=SYD(取得原価, 残存価額, 耐用年数, 期間)
引数
- 取得原価(必須):資産の初期費用。
- 残存価額(必須):減価償却終了時の資産の価値。
- 耐用年数(必須):資産が減価償却される期間の数。
- 期間(必須):減価償却を計算する対象の期間。これは耐用年数と同じ単位を使用する必要があります。
戻り値
SYD関数は数値を返します。
関数に関する注意
- 耐用年数 = 0の場合、SYDは#DIV/0!エラーを返します。
- いずれかの引数に非数値の文字が含まれる場合、SYDは#VALUE!エラーを返します。(上記の例では、取得原価と残存価額は通貨として書式設定された数値であることに注意してください)。
例
以下の表のように、ある資産の取得原価は10,000ドルで、残存価額は1,000ドルです。この資産は5年間にわたって減価償却されます。第2年目の年数合計法による減価償却を求めるには、次の数式を空白のセルにコピーまたは入力し、Enterキーを押して結果を得てください:
=SYD(10000,1000,5,2)
または、セル参照を使用して数式を動的にします:
=SYD(C3,C4,C5,C6)
関連する関数
SLN関数は、定額法に基づいて資産の1期間の減価償却を計算します。
DB関数は、固定定率法を使用して指定された期間における資産の減価償却を返します。
DDB関数は、倍額逓減法またはその他の特定の方法を使用して、指定された期間における資産の減価償却を返します。
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